「佐渡島(さど)の金山」をフカボリ!―世界遺産登録への道―④

この連載では、「佐渡島(さど)の金山」の見どころや歴史などを毎回お伝えします。県民みんなで知識の鉱脈をフカボリしましょう!
県では世界遺産登録に向け、今後も取り組んでいきます。

佐渡を世界遺産に

「佐渡島の金山」の一つである西三川砂金山では、大量の水を使って土砂を洗いながす「大流(おおなが)し」という方法で砂金を採っていました。
砂金を含む山の斜面を掘り崩し、水路を引いて堤(つつみ)にためた水を一気に流して不要な土砂を洗い流してから、水路の底に残った土砂をゆり板という、くぼみのある板を使って水中で揺らし、砂金を探す。これが「大流し」です。
土砂を流すためには大量の水が必要になるため、砂金山の周辺には多くの水路が作られ、最長で約12kmに及ぶものもありました。

※堤(つつみ):ため池

西三川での大流しの様子 佐渡市提供

詳しくはこちら

【問い合わせ】
文化課 世界遺産登録推進室 電話:025-280-5726