「佐渡島(さど)の金山」をフカボリ!―世界遺産登録への道―⑥

この連載では、「佐渡島(さど)の金山」の見どころや歴史などを毎回お伝えします。県民みんなで知識の鉱脈をフカボリしましょう!
県では世界遺産登録に向け、今後も取り組んでいきます。

佐渡を世界遺産に

鶴子(つるし)銀山は16世紀中頃に発見された佐渡最古の銀山です。
採掘の初期は地表近くの鉱石を掘り取る「露頭掘り(ろとうぼり)」、「ひ追い掘り(ひおいぼり)」でしたが、16世紀末頃、石見(いわみ)銀山から来た山師によって「坑道掘り(こうどうぼり)」が伝えられ、地中の鉱石を効率的に掘ることができるようになり、銀の産出量が飛躍的に増加しました。このような歴史から鶴子銀山では様々な採掘方法を、600を超える採掘跡から見ることができます。
鶴子銀山の繁栄により、佐渡島に山師や商人など様々な人が集まり、開発が進められたことで国内最大の相川金銀山が発見され、佐渡島の金山はさらなる発展を遂げていくこととなります。

大滝間歩(おおたきまぶ) 鶴子銀山を代表する坑道の一つ(撮影:西山芳一氏)

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