「佐渡島(さど)の金山」をフカボリ!―世界遺産登録への道―⑦

この連載では、「佐渡島(さど)の金山」の見どころや歴史などを毎回お伝えします。県民みんなで知識の鉱脈をフカボリしましょう!
県では世界遺産登録に向け、今後も取り組んでいきます。

佐渡を世界遺産に

佐渡で産出された金の一部は奉行所の隣にあった「小判所(こばんじょ)」で小判に加工されました。採掘から小判製造まで行った鉱山は国内でも佐渡だけです。金は軟らかな物質で純度が高すぎると曲がりやすくなってしまうため、小判にはあえて銀を混ぜることで硬くしていました。また、薬品を塗り、熱を加えることで表面のみ金の純度が上がり、山吹色に輝く小判となりました。小判には佐渡の「佐」の極印が打たれており、17世紀、オランダ東インド会社を通じて大量の小判が海外に持ち出され、交易に使われました。一部は遠くオランダまで渡ったことも分かっています。

オランダの極印が打たれた佐渡小判(オランダ王国貨幣コレクション(アムステルダム))

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